有限責任、なにそれ?おいしいの?

債権者一覧表、法人の方は終わり、現在個人の方を作成中。
零細企業は借金のほとんどに社長が連帯保証をつけているので、法人の破産は個人の破産に直結。私個人も一緒に破産する。
こういう話をすると真顔で「株式会社・有限会社って有限責任じゃないの?」と聞かれるケースがよくあるんだけど、それどこの国の話?有限責任、なにそれ?おいしいの?と言いたくもなる。
日本の場合、相当大きな会社にならないと社長は銀行に連帯保証の判をつかされ、無限責任確定。会社を潰したら、ほとんどの社長は全財産を失い、なんにも救済措置はない。当たり前だけど失業保険もないから、潰した瞬間から私は無一文。


安定した収入がなくなり、クレジットカードや住宅ローンが組めなくなり、堅実志向の女の子にはモテなくなり(特に30代っ)、身分の不安定さから結婚を躊躇し、社員が明日痴漢で捕まって納期遅れるかもとおびえ、バイトがうっかり商品壊したお詫びに頭を下げ、そのあげく、会社潰れたら無一文になるリスクを背負う。
もちろん、それでも会社作っちゃうだけのおもしろさやメリットがあるんだけど、なんのリスクも取らずに会社作っていると思われると、ちょっと違うのね。


このところ寒いせいか愚痴気味ですな。
粛々と債権者一覧表作りに戻ります。